3/3 神ゆえに 

「ジーコ監督は国内選手のモチベーションを保てないことに悩んでいる」

 ああ、やっぱり―
 このコメントを読んで思ったことはそんなことだった。

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 ただ、この「やっぱり」は、やっぱり国内組のモチベーションを保っていくのは難しいんだなあ、という意味ではない。
 もしそうであれば、モチベーションをコントロール(言い方が悪いね)する施策を何かとっているはずだ。でも、僕が不勉強のせいかも知れないけれど、ジーコ監督がそんな手法をとったという話題はあまり聞いたことがない。

 一般的に考えても、あのような基準のよくわからない起用法を行えば国内選手たちがモチベーションを維持できないことなんてわかりきっている。これは監督経験があろうとなかろうと関係のないレベルの話だ。
 おそらく放課後に校庭でサッカーをしている子どもたちに聞いても、クイズ100人に聞きましたで新橋で飲んでいるサラリーマンに聞いても、自分たちに置き換えたらあんなやり方にはついていけないってほとんどの人が言うはずだ。
 実際、以前書いたように選手たちのモチベーションは落ち、薄気味の悪い温度差が生じてしまった。
 少しばかり気が利けば思いつくようなレベルで、対策や手法だってあったはずなのに…。

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 僕が「やっぱり」と思っているのは、今さらこんなことをのたまわっているということは、ジーコ監督は国内選手のモチベーションが落ちることを予想すらしていなかったんだな、ということだ。自分が解任デモを起こされるのと同じくらいに。だから対策も講じていなかったし、その結果、悩んでしまったのだ。
 もう少し穿つと、ジーコ監督ははじき出される選手の心理の存在とその有様がさっぱりわからないのだろうと思う。彼自身、そんな経験がないゆえに。
 そう考えると、ドラスティックな歯止めをしない限り、今後もこの断層における温度差の薄気味悪さはより深みを見せそうである。

 神ゆえのイノセンティックな悩みが最終的にどのような発露をみせるのか。その行方を僕たちは見守るしかないのだろうか。それは、あまり嬉しくないんだけど。

 しかし、神ゆえ、か…。良い言い方に使いたかったんだけどなあ。

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