2/11 日本×アメリカ 【TV】 2-3

 2006年ワールドカップ・イヤーの第一戦は黒星に終わった。

 3点奪われた。
 1点目は相手フォワードの落としたところ…日本のスリーバックが相手フォワードに引きずられて出来たボランチとディフェンスラインの間のスペースを気持ちよいくらいに使われた。
 2点目はディフェンスブロックが持っている一番の問題点である、決まりごとのなさから生じる連携の悪さによって生じたギャップを使われた。
 3点目は中澤の責任。(ひっぱられたから点を取られた…というのは、ディフェンダーは言えない言い訳だろう。プロの仕事ではなくなる)

 まあ、3点目以外は取られるべくして取られた失点だから、もっと試合を重ねて、休みから回復していけば、リスクは減っていくだろう。

 長谷部、寿人のデビューはなかなか良かった。二人とも自分の持ち味が十分出ていた。
 ただ、フォワード、中盤は入れ替えたのだから、両サイドも替えて欲しかった。
 久保や小野の存在感も、期待度よりは低かったので、それは心配。

 2002年もそうだったけど、ブルース・アリーナ監督のチームは本当にきびきびして、逞しくて、タフで素晴らしいチームだと思う。だからもっとひどい結果があってもおかしくなかったけど、後半アメリカの選手たちの運動量が落ちたのが幸いした。

 まっ、今年最初の試合だし、1月の半ばから体を動き始めた選手が多勢だろうから、まだしっかりと負荷をかけきれていない選手もいるかも知れないので、こんなもんでしょ。次戦を期待しよう。

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 小倉が引退してしまった。
 四中工の頃から好きな選手だった。
 今でも思い出すシーンはたくさんある。J開幕前のナビスコ杯で見せたオーバーヘッド。オランダから帰国直後に出たヴェルディ戦でペレイラをぶっちぎったスピードに乗ったフェイント。アトランタ五輪予選の初戦の右足でのアシスト。2得点1アシストした試合でのデュリックスへのパス。etc.etc...
 僕はサッカーの仕事を手がけ始めた当初、選手に取材をすることになるなんてまったく考えていなかったけれど、それでも、いつかオグに取材をすることだけは夢だった。本当に好きな選手だった。

 今年の初め、その夢は現実に変わった。フクアリの入場口でピッチで行われている試合を眺めながら、トライアウト出場後の感想や意見を聞いた。オグのトライアウトは僕的には納得がいくものだった。なんと言っても存在感が桁違いだった。チームの全員がオグを見てプレーしたし、オグの一挙手一投足で試合の動きが流れた。もちろん、スピードや運動量が飛躍的に改善されたところまではいかなかったが。十分に戦える選手だったし、能力は高かった。でも、オファーが来なかった、ということだ。
 今年のJ2はかなりハードになる。そこで戦っていくのは厳しいと思われたのかも知れない。

 話を聞いたあと、なぜか頑張ってくださいと声をかけてしまった。笑いながら、頑張りますと言っていたけれど、もういちど声をかけたい。
 お疲れさま。これからもずっと見ているから、頑張れよ…。