8/7 東アジア選手権 日本×韓国 【TV】 1-0

 久しぶりにライブで中継を観れた。やっぱり興奮するね!

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 中国戦に続いてベースは控えチーム(元?)。GKに土肥を使ってくれたのが単純に嬉しい。

 さて、韓国はフォワードにタレントが多いお国柄ということもあるのだろう、中盤で強いプレッシャーをかけてからロングパスを前線に供給し、フォワードのスピードと個人技によってゴールを狙う、2002年ヴァージョンのようなスタイルで試合を行った。久しぶりに見たなべやかん(間違えた、イチョンス)やイドング(確かイケメンだったはずなのに、普通のオッサンっぽくなっていた...)はそれなりに恐怖があったし、8番のキム・ドヒョンのミドルはなかなか強烈だった。ただ、いずれにしろ中距離のシュートが多かったので助かった。もしゴールエリア近辺で少し工夫をされていたら(そういうことができる選手が入っていたら)結果は違ったことだっただろう。

 日本はタテに速い韓国の攻めこみに対してしっかり受けてしまった。
 受けてしまったけれども、守備が崩壊せず、守りきれたのは、ディフェンダーは全員1対1に強い選手ということもあるし、日本人選手の守備の意識の高さからなのだろう。
 ただ、あまりにも引きすぎてしまい、相手陣内までに息切れしてしまうから、攻撃に破壊力はなかった。セットプレー以外では点を取ることはできないだろうなあ、という不安もあった。(案の定だったけれど)

 守備の微妙な意識の差や、ビルドアップ時の意思疎通など、あまり改善されていなかった。でも、ここまで自分たちのサッカーができずに(このベタ引きが現在の自分たちのサッカーかも知れないんだけれど!)、こんな急造チームで韓国に勝ったということは、日本人サッカー選手の平均値が高いということの現われであるから、その点だけで言うと個人的にはものすごく嬉しい。よく頑張ってくれた。

 小笠原の投入が遅かったと僕は思う。本山は2枚のうちの1枚として2列目にいるのであればいいのだけれど、3-5-2のトップ下は今ひとつ。他にいい選択肢があるときにも自分でいってしまいがち。もっと他人を使えなければ、リズムがなくなってしまう。

 巻も本当によく頑張った。あんなフォワードがいると相手チームは嫌だよ。鈴木をよく起用していたことを考えると、巻は今後も代表に入ってくるだろう。(僕的には大歓迎!)
 ディフェンスラインを少し変えてもらえれば、このチームで今後の試合をやっていって欲しい。

 ただ、一番問題なのは、総入れ替えをした豪華客船ジーコ丸の舳先がどこに向かっているかということ。このことが戦略的になにを意図しているのか、なにを生み出すのか。…っていうか「懲罰なのか、奮起なのか、よくわからないけれど、全とっかえした意味はどこにあったの?」と問いたい。だってこの結果だと、あー韓国に勝ててよかったね…くらいしかないよ。
 おそらく答えられる人は、誰もいないと思うけれど。(きっと神さまだってわからないはずだもの)