6/20 コンフェデ杯 日本×ギリシャ 【TV】 1-0

 こんなに代表がらみの試合が続いているのに、久しぶりの更新になります。申し訳ない...

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しかし、驚いた、驚いた。
アジア最終予選における、べた引きの守備チームから一転してしまった。鋭くあきらめないフォアチェックからはじまり、有機的にスペースを作り、そのスペースを使う、素晴らしい出来だった。
ギリシャのコンディションも多少悪かったのかも知れないけれど、日本の絶え間ないウラやスペースへの動き、惜しみないランニング、絶対に勝つという気迫に残された体力も搾り取られていた。

どうして…どのようにして、ここまで変わってしまったのかまったくもって不明だし、大喜びをしているとまたすぐ奈落に突き落とされてしまうチームだとは理解しているけれど、僕個人としては結果ではなくこの試合の出来を支持したい。

この試合のキーはいくつかある。
4-4-2がギリシャのシステムに噛み合ったこと(結果的にだと思うけれど。枚数の置き方は重要)、代表では今までに見たことがないくらい強烈なフォアチェック(フォアチェックは守備ではなく攻撃の戦術)、ポストからサイドのスペースにボールが流れた時に中央に出来る新たなスペースへの侵入(サードマンコンビネーション)、中田ヒデからの長い決定的なサイドチェンジパス(シビレタ...)、あんなデカイ選手を相手に1対1の局面で負けないこと。
でも、一番重要だったのは相手の何倍も動いたとしてもタテに行くんだ、点を取るんだ、という意識が徹底的に共有されていたこと。

まあフィニッシュという課題はあるんだけれど、それはこれから。(個人的には大黒と復調した久保のコンビが見たい! …復調したらの話だけど)

あとは、今日の試合で出来たことをきちんと続けること。仮に、今日のような内容だったら、負けても次に繋がるし、修正も効く。

ブラジル戦、勝敗などは忘れて、この素晴らしい日本代表をぜひ見せて欲しい。