6/4 W杯アジア最終予選 日本×バーレーン 【TV】 1-0

 既成概念を突き崩す――というところまではいかなかったけれど、なにはともあれ勝ち点3を奪取できた。
 お疲れさまでした。

 まず、1トップがうまく機能した。
 柳沢はポストにしてもサイドのスペースへの流れ方にしてもポテンシャルどおりのプレーを見せた。これでシュートがあれば言うことなしだけど、上々の出来だろう。
 1トップにすることによって、サイドにフリーのスペースが何度か出来た。おかげで加地が決定的なシーンを演出できた。アレックスも1度はいいクロスをあげた。
 シャドーに入った小笠原と中村がスペースを考えながら動き回り、相手のディフェンスを撹乱した。
 なんといっても中田英が素晴らしかった。守備、タテへの長いスルーパス、大きなサイドチェンジ、前線への飛び出しをその豊富な運動量を活かしてこなした。数年前のピーク時よりやや落ちているにしても、未だ絶対的な力を持っている。そして芽生えたリーダーシップ。やはり、本当に日本がピンチな時に、ヒデは頼りになる。
 この第2、第3の動きがバーレーンの守備を掻き乱し、相手のスタミナを搾り取った。
 出来としては、久しぶりにいい出来だった。

 守備としてはどうだったのだろうか?
 危険なシーン自体は数度しかなかった。
 でも、それは相手の拙攻とコンディション不足に助けられたという部分も大きい。中盤との連携もより高めていく必要がある。

 予選なのだから、結果が全てである。
 ただ、3月の試合でも書いたけれど、日本選手のレベルはかなり高い。
 もっと高いレベルを視野に入れていいし、要求していい。
 北朝鮮戦ではさらなるケミストリーを起こし、僕のアイデンティティーさえも崩壊させてしまうような快勝をぜひ見せて欲しい。