5/4 J1 第10節 FC東京×鹿島 【TV】 0-2

 今日はいろいろと忙しくて、膝の上に息子を乗せながらテレビ観戦。

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 過密日程のせいなのか、トレーニングの問題なのか、負傷者続出の両チーム。台所事情はかなり厳しい。
 しかし、その厳しい中でもなんとか凌げるのが強いチーム、ということだろう。

 FC東京は、前線から積極的なプレスをかけ、守から攻への切り替えを速くし、スピードを使って前線での数的優位を作る、というストラテジーがなかなか機能しない。ひとつには前線のキーマンであるルーカスや戸田がいないことによって、高い位置でのプレスによる基点を作れなかったこともあるのだろう。どうしても、中盤や低い位置でボールを奪取してからになると、攻撃まで時間がかかりすぎてしまう。いつも中盤を縦横無尽に駆け回る今野や栗澤も、前からのプレスでコースが切れてこないので、ボール奪取がなかなかできない。(もちろん連戦の疲れもあるのだろうけど)

 後は、数的優位が出来ていない場合の落ち着きのなさ。もっと丁寧に、アイディアを持って最後を作れば、ぜんぜん違った結果になっただろうに。おそらく練習では出来ているのだろうから、ここら辺が「連敗による自信の喪失」ってことなのだろう。
 以前、ミシェルさんに「5連敗した時には気持ちが変になって夜も眠れなくなった」という話を聞いた。勝利によってアイデンティティを確立できるプロスポーツ選手にとって、連敗というものは僕たちの想像を超える恐ろしいものなのだろう。

 近藤の前へ向く姿勢は買いなんだけど、ポストがもう少し出来ないと…。さらなる成長を期待。

 ただ、石川と加地のように、機能した部分もあった。いやあ、加地は雰囲気が出てきた。俺は代表なんだ、っていう自負からくる強いオーラのようなものを感じる。攻め上がりも自信を持ち躊躇なく上がってくるから効果はなかなかある。あとは何とかきちんと曲がる、正確なクロスがどんどん蹴れるようになれば、本当に素晴らしいんだけど。



 さてこちらも台所事情が厳しく、増田と興梠の鵬翔コンビをスタメンで使ってきた鹿島。
 興梠がいい。持っているサッカー的なアイディア、スピード、ボールに対する柔らかさ。彼の天真爛漫な性格がそのまんまサッカーに反映されている。なんか面白いことをしたくてしょうがない、いたずら小僧みたいな雰囲気があるんだよね。負傷がひどくないといいんだけど。
  あとは、小笠原の存在感。小笠原の位置で一度持ってサイドやタテに展開するというのは戦術のひとつでもあったのだろうけど、さすがの今野も小笠原からはなかなかボールを奪えない。
 小笠原だったら海外でも十分に通用するだろうね。

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 明日はGW中の2度目のお休みで、河原でバーベキューです。久しぶりなので、楽しみっ!