4/10 J1 第4節 FC東京×磐田 【味スタ】 1-0

 府中の桜は火曜日に綻びはじめたのに、金曜日には満開、そして今日の日曜日にはさらさらと音を立てるように花びらが散りはじめてしまった。そんな花霞の午後のキックオフだった。おかげで、試合後に花見がてら家族で飲みにいってしまった。(うーん、これって単なる言い訳?)

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 面白かったのはサイドのマッチアップ。
 石川・加地の2段階ロケット右サイド(いつまでそうだったかは忘れたけど...)と村井・茶野の地味だけど実はなかなかやるんです左サイド。
 キレているように思えた石川をほとんど茶野は封じ込めた。笛が難しかったのかも知れないけれど(でも、ある理由により、言い訳にならない!)、サポートに乏しい場合の石川の選択肢の読みやすさなのかも知れない。
  逆に、なかなかボールは来なかったが、村井は加地にかなり自由にさせてもらった。加地は攻撃の部分でもあまり持ち味を示せなかったことや、変な時間帯に交代したのも踏まえると、さすがに体調などに問題あったのではないだろうか。
 加地に代わって入って来た藤山はしっかりと村井をストップさせる。それまで起点になっていた村井がかなり抑えられてしまった。(マンマークに近い?)そのため、後半押せ押せになりつつあった磐田の攻撃が遮断されてしまう。
 それにしても、村井はなかなかのパフォーマンスを示した。千葉のファンの方には申し訳ないけれど、磐田に来てひとつ伸びたような気がする。というか、2年間オシム監督の教えを守って、個人の感性を封じたドリブルをしないシンプルなサッカーをし、山本監督の下でかなり自由にやらせてもらえるようになって、瞬間的に――まるで今年の桜の開花のように――満開になったようにも思える。
 僕がJリーガーの中で一番好きなのが村井だからなのかも知れないけど、是非代表で試して欲しい。

 さて、反対サイド、磐田の右サイドなのだけど、かなり厳しい。FC東京は後半意図的にそこを狙っていたかに思える。藤山で右サイドに蓋をした後、梶山と近藤で左サイドを攻略した。結果、磐田のミスも相乗して、得点をとられた。現状、金であれば、秀人の方が良いように思える。(ケガなの?)

 ただ、中期的観測では、磐田は未完成の状態なのだろう。世代交代を見据えた。
 初めて生で観たカレンは、スピードといい切り返しといい、いいものを持っていた。中盤の底で数えただけでも3回はミスをした(3回以降はもう数えなかった)河村は、相手をいなしながら攻撃の起点となりつつあった。この1年で、ベテランの半数に監督がメスを入れることができたら、来年は新しい磐田になりそうだ。


 さてFC東京。
 地元なので、勝って良かった。ホントに…。
 でも、そのほかは、原采配を除くと、今ひとつ…今ふたつくらいの出来なのではなかったか?(去年もこんなことを書いていたかも…)ただ、ボランチ1枚気味でも、ひたすら頭角を現す今ちゃんはスゴイ。


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 次まだ9時前だけど、寝ようっと…