10/14 W杯1次予選 日本×オマーン 【TV】 1-0

 録画したものを朝起きて観たので、久しぶりにちょっとだけ書きます。

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 印象としては、日本が得た経験と自信がオマーンの淡雪のような野望を軽くいなした、そんなゲームだった。もちろん、オマーンのアタッキングゾーンでの、創造性や工夫や落ち着きのなさにも助けられたし、実際には田中マコのおなかにも助けられたんだけど。

 前半、オマーンはスピードに乗った運動量のある攻撃を展開した。サイドの選手も次々に前線にあがった。イニシアティヴはオマーンに完全に掌握され、日本のペースで試合を進めることはできなかった。
 ただ、そんな前半に本気で怖かったシーンはフリーで田中マコの前に出られた1度くらいのもので、スピードや強引なシュートは相変わらず怖いけど、3バックとウィングバックできちんと応対できればそんなに問題はなかった。
 試合全体を通じて、オマーンのアタッキングヤードでの創意工夫のなさや淡白さについて以前よりの成長は見られなかった。

 前半途中くらいから落ち着きを取り戻したことと、安定した守備陣を見て、オマーンがあのハイペースを続けられるわけはないし(あれを最後まで続けられたら、さすがに守備陣も崩壊しただろうけど)、ペナ付近での仕事が雑すぎるので「偶然以外に大きな問題は起こらないだろうな」とたかをくくれた。


 日本はキーになる選手が多い。
 中村はアジア杯時よりよかった。あのプレーを続けられるのであれば、代表に指定席があってもいい。小野伸二や、高原、中澤も期待通りでよかった。
 個人的には強いヘディングを叩き込んだ鈴木がよかった。確かに、はたきはうまくないし(アレックスに注文だされてたね)、ボールキープとかも出来ないけど、献身的なチェイスやフリーランも、あきらめの悪さも、戦う気持ちも、いい。あんな選手が前線にいると、中盤は楽になると思う。


 最終予選に進めてよかった。ただ、まだ先は長い。気を揺るめず頑張ろう。